4月19日東南アジア経済勉強会レポート

4/19の勉強会で議論したタイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの債券市場、株式市場、外国為替市場の動き(4/4~4/15)です。

10年国債利回りはいずれの国でも上昇(=国債価格の低下)

国債価格の低下の背景には、米国10年国債利回りの上昇があると考えた。

米国10年国債利回りは、ここのところ急激に上昇している。

21日のニューヨーク債券市場では、10年物国債利回りは2.91%で取引を終えた。

米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めペースが加速するとの観測から、幅広い年限の米国債が売られていることが要因である。

東南アジア国債の所有者は、より高い国債利回りを求めて、東南アジア諸国の10年国債から米国10年国債に乗り換えた。東南アジア諸国の国債が多く売られた結果、国債利回りの上昇(=国債価格の低下)が起こった。

株価の推移は国によって傾向が異なった。

一番堅調な動きを維持しているのはインドネシアで、2月中旬から株価は上昇の一途をたどる。

COVIDの規制の緩和、豊富なエネルギー資源が影響していると予想。

フィリピンの株価は下降トレンドにある。この動きはフィリピンの通貨安と整合的である。

タイは三月初旬に株価が下がったが、その後は再び上昇した。

しかしタイの場合は、通貨安にもかかわらず株価が上昇している点が興味深い。

ベトナムの株価はほぼ横ばいであった。

為替も4ヶ国それぞれで異なる傾向を示した。

直近の動きに注目すると、タイ、フィリピンは通貨安が進んでいる。

一方、インドネシア、ベトナムはここ最近は大きな動きはない。